実はインプラント治療が最も多いのは60歳代
60歳以上でインプラントの治療は遅い?
歯を失ってしまいインプラントの治療に興味はあるけれども
- 外科手術への不安
- 治療費が高額
- 周囲の歯に負担が少ない
- もう60歳だから治療するのが遅いのでは?
と
悩まれる方も少なくありません。
このような声が聞かれますが、
厚生労働省の調査によると
インプラントの治療を選択する割合で最も多い年代は60代です。
出展:厚生労働省「平成28年度歯科疾患実態調査結果の概要」より
続いて65〜69歳が最も多く、70歳代が続きます。
60歳代でインプラント治療をする意味
健康寿命とお口の関係
健康寿命とは
健康寿命とは介助や介護が必要なく自立して
日常生活を送れることをいいます。
下のグラフは、平均寿命と健康寿命の差を表しています。
自立した生活が送れる「健康寿命」は
・男性は72.14歳 平均寿命が80.98歳に対して約9年以上の差
・女性は74.79歳 平均寿命は87.14歳に対して約12年以上のひらきがあります。
平均寿命と比較して、健康寿命は、ずっと短い!
人生100年時代といわれる長い人生、
元気に過ごすためには「健康寿命」を延ばすことが必要なのです。
残っている歯が多いほど健康を保つことができる
様々な研究から健康寿命を伸ばすことと
「噛むこと」が大きく関係していると言われています。
歯が残っている本数が多いほど
・よく噛めることで脳が刺激され認知機能を高く維持でき、
・何でも食べれる(噛める)ことができるため、
栄養をしっかり吸収し、身体の健康状態を保つことができる
と、言われています。
人生100年。
健康寿命を伸ばすためにも60歳からのインプラントはおすすめです。
60代でのインプラント治療のメリット
- 身体の機能を低下を防ぐことができる
- 若々しい口元を保つことができる
- 認知症リスクの軽減
身体の機能の低下を防ぐことができる
近年、咀嚼する力は健康維持に大きく関係していると
言われています。
あごの骨にインプラントを埋め込むインプラント治療は
自分の歯のように何でもしっかり噛んで食べることが
できます。
つまり食べ物を噛み砕き消化して
しっかり栄養を吸収できることは
免疫の機能、内臓の機能、足腰の機能を
維持させることに繋がります。
若々しい口元を保つことができる
インプラントをいれることで
あごの骨が減るのを防ぎ、頰がこけるのを防ぎます。
またよく噛むことができるため
顔の表情筋も衰えにくく、たるみやシワができるのを防ぎ
老けた印象になるのを予防できます。
認知症リスクの軽減
厚生労働省の研究によると、
歯が20本以上残っている人に比べて歯を失った人は
1.9倍、認知症のリスクが高くなるとわかりました。
インプラントは自分の歯と変わらない噛む力を
保つことができるので、認知症のリスクを軽減できる
治療であると言えるでしょう。
60代でのインプラント治療のデメリット
- あごの骨が少ないと対応できる歯医者が限られる
- 免疫力が低いと細菌感染を起こしやすい
- 持病によってはインプラントができない場合がある
あごの骨が少ないと対応できる歯医者が限られる
若い頃に比べるとあごの骨の量が減っている可能性があります。
あごの骨が少ないと骨を増やす治療が必要なので、
治療をできる歯科医師が限られます。
当院では骨の造成の治療を行うことができます。
免疫力が低いと細菌感染を起こしやすい
年齢とともに免疫力が低くなり、
細菌感染を起こす可能性が高くなります。
持病によってはインプラントができない場合がある
60代になると持病をお持ちの可能性も高くなります。
持病がおありの場合は内科医と連携をとりながら
治療を行います。
60代のインプラントの感想
思ったよりも違和感がない
上のグラフは、
「あなたはインプラント治療を受ける前と
受けた後、インプラントに対する印象が変わられましたか?」
60代のアンケートの答えです。
思ったよりも
・違和感がなかった
・噛み心地がよかった など多く見られます。
なかなかインプラントの治療に踏み切れずにお悩みの方へ
相談されるきっかけになればと思います。
老後を考えてインプラントにする
人生100年の時代、豊かに生きるために
健康の問題で制限されることなく
日常生活を送れるようにしたいものです。
60歳からのインプラント治療は
老後の健康と大きく関係する「食事」や
脳の活性化と関係する「噛むこと」を考えると
多くのメリットがある治療です。
最後までおいしく食事ができ
質の高い自立した生活を送るための
治療の選択肢のひとつだと考えます。
インプラントの治療について
お気軽にご相談ください。