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歯をブリッジにするといくら?種類と費用をわかりやすく解説

ブリッジとは?基本的な仕組み

ブリッジの仕組み

ブリッジとは失った歯の代わりに人工の歯を入れる治療法です。

両端の健康な歯を削って土台(支台歯)とし、その間に人工歯を連結し失った歯を補う構造です。主に1〜3本程度の連続した歯が失われた場合に適応となります。

歯を失った状態を放置すると、噛み合わせの変化や残っている歯への負担増加、発音障害などの問題が生じるため、早めの処置をおすすめします。

ブリッジの種類

保険適用のブリッジ

奥歯のブリッジ

保険のブリッジ

奥歯を失なった場合、一般的に使用されるのは金属製のブリッジです。
十分な強度と耐久性を備えているため、強い咬合力のかかる奥歯に適しています。見た目は金属色であるため、審美性は高くありませんが、保険の診療で噛む機能が回復します。

いちばん奥の歯を失ってしまった場合は、支台になる歯がないため、ブリッジはできません

前歯のブリッジ

前歯のブリッジ

前歯を失なった場合、金属のフレームの表面に見える部分に白いプラスチック(硬質レジン)を貼り付けた硬質レジン前装冠が使用されることがあります。

正面から見た際には白い歯に見えますが、裏側は金属のものです。

保険適用となる前歯は犬歯を含む連続した6本まで、範囲や条件が限られています。

自費診療のブリッジ

セラミックやジルコニアなど見た目や耐久性に優れた素材を使用した場合は、自費診療になります。
ブリッジ治療の被せ物の種類は、ジルコニアやセラミックなど様々な素材があり、各々の特性があります。

当院のセラミックの被せ物の種類

  • ジルコニア セラミック
  • プレミアム ジルコニア
  • スタンダード ジルコニア

▶ ジルコニアやセラミックの違いについて

ブリッジ治療にかかる費用

ブリッジの治療は、人工の歯を支える歯(支台になる歯)が健康で、ブリッジの荷重に耐えられるだけの丈夫さを持っていることが不可欠です。

ブリッジ治療を受けるには、支えとなる隣の歯が健康であることが重要なポイント!

  • 重度の虫歯や歯周病がないこと
  • ブリッジの力を支えられるだけの丈夫さがあること

治療にかかる費用は、人工の歯(被せ物)と支台を作るための治療費が主ですが、もし支台となる歯に虫歯が深く進行していたり、歯周病がある場合には、根管治療や抜歯といった追加の治療が必要となり、その分の費用もかかってきます。

ブリッジの治療費の内訳

ブリッジの治療費は、主に以下の2つの費用で構成されています。

  • 人工の歯(被せ物)の費用
  • 支えとなる歯の支台を作る費用

支えとなる歯がむし歯や歯周病であった場合は、
別途費用が追加で以下の治療費がかかります。

  • 根管治療(歯の神経の治療)
  • 抜歯

※ 根管治療や抜歯も、保険が適用されます。

ブリッジの治療費 = 被せ物の費用 + 支台(土台)作製費用

ブリッジの費用計算

※ 支台になる歯の治療が必要な場合 別途費用が追加されます。
※ 自費の被せ物での治療の場合は、支台作製の費用も自費治療の扱いです

ブリッジの被せ物の費用は、治療する箇所や使用する材料によって費用がかわってきます

ブリッジの費用の決まり方

本数によって費用が変わります

基本的に歯の本数が増えるほど費用は高くなります。標準的な3本ブリッジ(人工歯1本+支台の歯2本)を基準として、人工歯が1本増えるごとに保険診療で約1万円、自費診療で約3〜5万円程度の追加費用が発生します。

素材別の価格帯と特徴

保険適用の素材(約1万円から5万円ぐらい)

金合金(金パラ):3本ブリッジで約1〜2万円程度

銀合金ブリッジ

  • 特徴:強度が高く、奥歯に適しています
  • 欠点:金属色で目立つ、金属アレルギーの可能性あり
  • 寿命:平均5〜7年

前装冠:3本ブリッジで約2〜3万円

レジン前装冠

  • 特徴:前歯部分のみ白い樹脂で覆われた保険適用の前歯用
  • 欠点:変色・摩耗しやすく、強度は金属より劣る
  • 寿命:平均3〜5年

自費診療の素材:(20〜50万円ぐらい)

ゴールド

  • 特徴:生体親和性が高く、対合歯(噛み合う歯)への負担が少ない
  • 欠点:金色で目立つ、価格変動あり
  • 寿命:平均15年以上と非常に長持ち

メタルボンド:3本ブリッジで約25〜40万円

ブリッジメタルボンド
※ 当院では「メタルセラミッククラウン」と呼んでいます

  • 特徴:内側は金属、外側はセラミックで覆った構造
  • 欠点:金属のフレームが透けて見える場合あり、経年での歯茎退縮で金属が露出することも
  • 寿命:平均10〜12年

オールセラミック:3本ブリッジで約30〜50万円

オールセラミック

  • 特徴:天然歯に最も近い透明感と色調、金属アレルギーの心配なし
  • 欠点:衝撃に弱く、チッピング(欠け)のリスクあり
  • 寿命:平均8〜12年
  • 種類:複数のタイプがあり、強度と審美性のバランスが異なる

ジルコニア:3本ブリッジで約30〜45万円

白い歯セラミック

  • 特徴:セラミックの一種だが、金属並みの強度と審美性を兼ね備える
  • 欠点:高価格、対合歯を削る可能性がある(近年は改良型も)
  • 寿命:平均15年以上
  • 種類:
    – フルジルコニア:強度最大だが透明感に欠ける
    – レイヤリングジルコニア:表面にセラミックを積層し審美性向上
    – トランスルーセントジルコニア:透明感が高い最新タイプ

ハイブリッドセラミック:3本ブリッジで約20〜30万円

ハイブリッド

  • 特徴:セラミックとレジンの中間的な性質、弾力性があり対合歯への負担が少ない
  • 欠点:経年劣化でレジン成分が変色する可能性
  • 寿命:平均7〜10年

▶ ジルコニアってなに?セラミックとどう違う?

素材選びのポイント

  • 前歯:見た目を重視するならオールセラミックやジルコニア
  • 奥歯:強度を重視するならジルコニア
  • 金属アレルギーがある場合:オールセラミックやジルコニア
  • 歯が響くような浮いたような感じ
  • コスト重視:保険適用の金属

ブリッジの費用に影響するその他の要素

支台の歯の状態と必要な前処理

支台の歯となる歯に虫歯や神経の処置が必要な場合は、その治療費が追加されます。神経治療が必要な場合は1本あたり約1〜2万円程度が加算されることがあります。

技工料の地域差・医院差

都市部と地方、また医院によって技工料や設備費の違いがあり、同じ素材・同じ本数でも地域や医院によって1.5〜2倍の価格差が生じることもあります。

追加で必要になる可能性のある処置

歯茎の状態や噛み合わせの調整など、付随する処置が必要になる場合は追加費用が発生します。

ブリッジのメリット・デメリット

メリット
  • インプラントより短期間で治療が完了する
  • 保険適用の選択肢がある
  • 手術が不要で体への負担が少ない
デメリット
  • 健康な歯を削る必要がある
  • インプラントより耐久性が劣る場合が多い
  • 清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まる

ブリッジ治療の流れと期間

  • 1.検査・診断(1回目の来院)
  • 2.支台の歯の形成・型取り(2回目)
  • 3.仮歯の装着(同日または3回目)
  • 4.ブリッジの装着・調整(4回目)

全体の治療期間は約2〜4週間が一般的です。支台の歯の状態によっては事前治療のため期間が延びることがあります

ブリッジ治療後のメンテナンスと注意点

ブリッジでのケア

ブリッジの下部や接合部は清掃が難しいため、専用のフロスやブラシを使用した丁寧な清掃が必要です。定期的な歯科検診も重要で、3ヶ月に1回程度の検診が推奨されます。

適切なケアがないと支台の歯に虫歯ができやすく、ブリッジ全体の寿命が短くなります。

保険適用の条件と医療費控除について

保険適用のブリッジは素材や部位に制限があります。前歯は人工歯のみ白い素材が使用可能で、奥歯は銀歯になります。また年間の医療費が10万円を超えると医療費控除の対象となるため、高額治療の場合は確定申告で一部が還付される可能性があります。

▶ 医療費控除について

よくある質問

Q1:ブリッジの平均的な寿命は?

A:保険のブリッジで5〜10年自費で10〜15年以上が一般的です。

Q2:既存のブリッジを新しいものに交換する場合の費用は?

A:基本的に新規作製うと同等の費用がかかりますが、土台の歯の状態によっては追加費用が発生することもあります。

Q3:ブリッジとインプラントはどちらをどう選べばいい?

A:費用、治療期間、健康な歯の状態、長期的な耐久性などを総合的に考慮し、歯科医師と相談して決めるのが最良です

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